[主要目次]

1 情報伝送理論序論
 1.1 情報伝送の歴史
  1.1.1 電気通信以前
  1.1.2 電気通信の始まり
  1.1.3 海底ケーブル
  1.1.4 電話の発明
  1.1.5 無線通信の発明
  1.1.6 増幅器の発明
  1.1.7 放送の開始
  1.1.8 移動通信の始まり
  1.1.9 第二次世界大戦
  1.1.10 テレビ放送
  1.1.11 トランジスタの発明
  1.1.12 位相同期ループ
  1.1.13 レーザーの発明
  1.1.14 公衆移動通信の始まり
  1.1.15 テレビのディジタル化
 1.2 本書の構成

2 信号理論・通信理論
 2.1 通信の目的とモデル
  2.1.1 通信の目的
  2.1.2 通信のモデル
 2.2 信号・システムの記述と解析
  2.2.1 信号(関数)空間
  2.2.2 直交関数展開
  2.2.3 周期信号とフーリエ級数
  2.2.4 非周期信号とフーリエ変換
  2.2.5 線形時不変システムの基礎式と伝達関数
  2.2.6 基本的なフーリエ変換
  2.2.7 帯域制限信号と標本化定理
 2.3 不規則信号の記述と解析
  2.3.1 確率空間
  2.3.2 確率変数と平均
  2.3.3 不規則信号(確率過程)
  2.3.4 相関関数
  2.3.5 定常確率過程
  2.3.6 電力スペクトル密度
  2.3.7 不規則信号の直交関数展開
  2.3.8 線形時不変システムの固有関数
2.4 信号検出の理論--最適受信機の理論--
  2.4.1 最大事後確率復号法と最尤復号法
  2.4.2 最適受信機
  2.4.3 整合フィルタの特徴
 参考文献

3 伝送理論
 3.1 情報伝送システム
 3.2 伝送方式
  3.2.1 ベースバンド伝送と搬送帯域伝送
  3.2.2 ベースバンド伝送システム
  3.2.3 ナイキスト基準とシンボルパルス波形
 3.3 伝送路符号化
  3.3.1 各種の伝送路符号
  3.3.2 パーシャルレスポンス符号化
 3.4 波形等化・干渉除去
  3.4.1 通信品質の劣化要因
  3.4.2 波形等化
 3.5 無線通信のための伝送理論
  3.5.1 空間・時間フィルタとしてのアダプティブアレーアンテナ
  3.5.2 アダプティブアレーアンテナによる空間・時間領域の通信理論
 参考文献

4 変復調理論
 4.1 変調の意義
  4.1.1 変調の目的
  4.1.2 変調方式の種類
 4.2 アナログ変調
  4.2.1 振幅変調
  4.2.2 角度変調
 4.3 パルス系列を搬送波として用いる変調
  4.3.1 標本化定理
  4.3.2 パルス振幅変調
  4.3.3 パルス幅変調
  4.3.4 パルス符号変調
 4.4 正弦搬送波を用いたディジタル変復調方式
  4.4.1 ASK
  4.4.2 FSK
  4.4.3 PSK
  4.4.4 パイ/4シフトQPSK
  4.4.5 MSK
  4.4.6 ガウシアンMSK
  4.4.7 QORC
  4.4.8 Q2PSK
  4.4.9 QAM
  4.4.10 PRS
  4.4.11 連続位相変調
  4.4.12 トレリス符号化変調
  4.4.13 スペクトル拡散通信
  4.4.14 直交周波数分割多重方式
 参考文献

5 誤り制御理論
 5.1 概要
 5.2 ブロック符号と復号法
  5.2.1 ブロック符号
  5.2.2 BHC符号・RS符号の代数的復号法
 5.3 畳み込み符号と復号法
  5.3.1 畳み込み符号
  5.3.2 ヴィタビ復号法
 5.4 符号化変調
 5.5 再送要求方式
  5.5.1 各種のARQ方式
  5.5.2 ハイブリッドARQ方式
 5.6 誤り制御技術の評価
 参考文献

6 同期
 6.1 同期とは
 6.2 通信システムにおける同期系の役割
  6.2.1 時分割多重における同期
 6.3 位相同期ループ
  6.3.1 1次ループ
  6.3.2 2次ループの伝達関数
  6.3.3 雑音性能
 6.4 抑圧搬送波再生ループ
  6.4.1 2乗ループ
  6.4.2 コスタス・ループ
 6.5 遅延ロック・ループ
 6.6 ディジタル同期系
 6.7 位相同期周波数シンセサイザ
 参考文献

7 光通信理論
 7.1 はじめに
 7.2 光通信理論の基礎
  7.2.1 状態ベクトルと物理量
  7.2.2 不確定性原理と最小不確定状態
  7.2.3 コヒーレント状態
  7.2.4 量子状態の制御
 7.3 光子通信
  7.3.1 量子コヒーレント通信
 7.4 光通信理論の新しい応用--量子暗号--
 参考文献

8 移動通信
 8.1 移動通信の歴史的経緯
 8.2 セルラー方式
 8.3 電波伝搬特性
 8.4 変復調方式
 8.5 ダイバーシチ受信
 8.6 誤り訂正符号
 8.7 適応等化器
 8.8 各種システム例
 8.9 あとがき
 参考文献

9 衛星通信
 9.1 まえがき
 9.2 衛星通信システムの構成
 9.3 多元接続方式
  9.3.1 FDMA方式
  9.3.2 TDMA方式
  9.3.3 CDMA方式
  9.3.4 各方式の比較
 9.4 衛星伝送路の表現
  9.4.1 混変調
  9.4.2 伝送路雑音と搬送波対雑音電力比の近似的取り扱い
 9.5 アナログ信号の伝送
  9.5.1 基本伝送特性
  9.5.2 単一搬送波伝送
  9.5.3 複数搬送波伝送
 9.6 ディジタル信号の伝送
  9.6.1 PSK信号の基本伝送特性
  9.6.2 単一搬送波伝送
  9.6.3 複数搬送波伝送
 9.7 衛星通信における信号干渉の取り扱い
  9.7.1 アナログ信号に対する干渉波の影響
  9.7.2 ディジタル信号に対する干渉の取り扱い
 9.8 衛星通信の今後の展望
  9.8.1 広帯域ディジタル通信
  9.8.2 移動通信
  9.8.3 モバイルディジタル衛星放送
  9.8.4 技術課題
 参考文献

10 スペクトル拡散通信とその応用
 10.1 はじめに
 10.2 SS通信の原理と方式並びにSSMA
  10.2.1 SS通信の原理と方式
  10.2.2 SSMAと相互相関関数
 10.3 拡散系列
  10.3.1 M系列とプリファードペアM系列
  10.3.2 DS方式用の拡散系列
  10.3.3 FH方式用の拡散系列
 10.4 同期
  10.4.1 同期捕捉
  10.4.2 同期追跡
 10.5 SS通信の応用
  10.5.1 衛星通信・測距
  10.5.2 移動体通信
  10.5.3 微弱無線通信
  10.5.4 電灯線データ伝送
 10.6 むすび
 参考文献

索引

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