『青年期の人間関係』 内容紹介文
本書は、青年期(中学生~大学生)から成人初期という、生涯のうちで最も多様な人間関係を経験する時期に焦点をあてて解説している。すなわち、この時期の青年はどのような人間関係の中で過ごしているのか、男女差、年齢差、時代による違い、国際比較等、多くのデータと資料をもとに解説する。さらに、青年の時期を広くとらえることで、現代の青年の社会参加や結婚における対人関係のつまずきおよびその問題点を、生涯発達の視点から明らかにしている。
[主要目次]
1、青年期の人間関係を理解するための基礎(斎藤誠一) 
2、親離れから異性との親密な関係の成立まで(松井 豊) 
3、新たな家族の成立(伊藤裕子) 
4、社会参加に伴う新しい人間関係(後藤宗理) 
5、人間関係の発達と対人的感情(宮下一博) 
6、人間関係のつまずきと病理(松元泰儀) 
7、青年期人間関係の現代的課題(関 シュン一・浦上昌則) 
コラム(神藤貴昭)