“情報理論の基礎から説き起こしながらも、それにとどまらず最先端の研究成果までを確実に身につけられる”ことを目的に書き下ろしたもので、実際に使いこなせる情報理論の本格的教科書である。斬界を代表する情報理論の研究者2人の手による完成度の高い内容で、とくに、第7、8章のMDL基準とAIC基準に関する部分は、最新の研究成果も盛り込んで解説されている。本書の特色は、総頁70頁にわたる「演習問題」の充実にあり、選び抜かれた120題を超える例題の提供は、読者にとって最良の教師であり、広範囲の興味深い話題の宝庫でもある。 1、情報理論とは 2、情報理論の基礎事項 3、情報源と符号化 4、算術符号 5、整数のユニバーサル符号化 6、テキストのユニバーサル符号化 7、複合情報源のユニバーサル符号化 8、データ解析とMDL原理 参考文献 索引 |