初学者のための“臨場感”溢れる生命科学のテキストである。もともと生物になじみのある人から、そうでない人まで、幅広い学力レベルに合わせて、口語体によるやさしい解説、身近な話題を取り入れたコラム、目で見て楽しく学習できるようカラー写真を多く盛り込むなど、さまざまな工夫が施されている。「そもそも自分のいのちとは何か」「それはどうやって維持されているのか」という自分の内側に向けた視点と、「それを取り巻く現代の環境はどうなっているのか」という外側に向けた視点の両方から、バランスよく学習することにより、いのちのあり方を見つめなおし、改めて自分を知ることができる。改訂にあたっては,近年の「いのち」に関する科学と技術の進歩をふまえて記述を改めている。 [主要目次] 第1部 生命の基礎 第1章 生命とその起源 第2章 生命の最小単位;細胞 第3章 生命を演ずる分子 第4章 生命の設計図;遺伝子とその働き 第5章 生命活動の基礎;エネルギーと物質の代謝 第2部 統合された生命 第6章 生殖と発生 第7章 人の遺伝と遺伝病 第8章 老化と寿命 第9章 ホルモンの働き 第10章 免疫のしくみ 第11章 神経と脳の働 第3部 現代社会の中の生命 第12章 病気との闘い 第13章 遺伝子組換え技術とその応用 第14章 先端医療と生命倫理 第15章 地球環境と生命 参考図書 索引
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