技術としての研究法だけを解説するのではなく,科学の本質から心理学研究法について説き起こしたユニークな書。科学的研究の基本的な考え方についてまとめたあと,経験的研究と理論的研究の特徴と進め方について,心理学特有の問題に触れながら解説する。一方,研究法の技術的な側面としては,データの収集から分析までの基礎的な手順,尺度構成,統計的検定や多変量解析などの統計的手法についてまとめている。心理学研究の方法論から研究技法まで幅広く扱った本書は,研究をして論文にまとめようとする学生や院生にとって必携の書である。 [主要目次] 1章 科学的研究とはどんな営みか? 2章 研究方法にまつわる主要な難問 3章 経験的方法の諸形態と分類枠 4章 経験的研究の進め方 5章 理論的研究の進め方 6章 データ収集と処理の初歩的技術 7章 心理学研究で使用される主な統計的手法
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