書籍内容詳細
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  ISBN4-563-00665-3
書籍名 数理物理シリーズ5
リッチフローと幾何化予想
(リッチフロートキカカヨソウ)
著者名 土屋昭博・砂田利一 共編/小林亮一 著 
(ツチヤアキヒロ・スナダトシカズ/コバヤシリョウイチ)
出版社 培風館
判型 A5 頁数 368 発行日 2011-06-06 税込価格 ¥5500
本書は,1970年代後半にサーストンにより予想された3次元閉多様体の幾何化が,ハミルトンとペレルマンによっていかに解決されたのか,解決に至るその議論の全容を紹介した書である。リッチフローの基礎理論からはじめて,エントロピー,簡約体積関数とその応用について述べる PartⅠと,予想がいかに解決されるかについて述べる解決編 PartⅡから構成されている。初めて学ぶ読者を対象に,豊富な概念図とともに,懇切丁寧に解説する。
〔主要目次〕
記法・公式・定理のまとめ
0.オーバービュー
PartⅠ リッチフローの基礎理論・エントロピー・簡約体積関数とその応用
1.リッチフローの基礎事項
2.テンソルに対する最大値原理と3次元リッチフローのピンチング
3.リッチフローの曲率の局所勾配評価とリッチフローの列の幾何収束
4.リッチフローの勾配流解釈とその応用
5.リーマン幾何的熱浴.幾何.ハルナック不等式
6.伝播型非局所崩壊定理.微分形の単調性公式.擬局所性定理
7.κ解―非負曲率作用素をもちκ非崩壊な古代解
8.3次元κ解
9.3次元リッチフローの標準近傍定理
PartⅡ 幾何化予想の解決
10.いろいろな定義・記号
11.3次元κ解の分類
12.3の標準解
13.最初の特異時刻におけるリッチフロー解の構造
14.カットオフつきリッチフロー
15.カットオフつきリッチフローにおけるピンチング条件と標準近傍定理
16.カットオフつきリッチフローの長時間における振舞い(I)
17.カットオフつきリッチフローの長時間における振舞い(II)
18.カットオフつきリッチフローにおける-4△+R の第1固有値 
参考文献