「知・情・意」の3側面すべてをカバーした心理学史のテキスト・参考書である。心理学が19世紀後半にドイツで生まれた背景から現代に至るまでを,時代の流れに沿って意識主義,行動主義,認知主義,感情主義の4つに分け,当時の社会情勢も踏まえ,わかりやすく解説する。また心理学の領域別小史として,1970年代までの伝統的領域と,それ以降の新しい領域について,それぞれ専門の執筆者が紹介している。ヴント,スキナー,ミュラー等主要な人物17人の履歴書風なユニークな人物紹介を入れ,巻末には豊富な文献リストを掲載する。心理学の成り立ちから現代に至るまでの流れを大切にして,読みやすくまとめた貴重な書。 (主要目次) 第Ⅰ部 科学的心理学誕生の背景 1.なぜ心理学は19世紀後半のドイツで生まれたのか 2.科学的心理学の発展を促した3大思想 第Ⅱ部 意識主義の時代 3.科学的心理学の開拓者(ドイツとイギリス) 補章1 アメリカという国の成り立ちと社会 4.科学的心理学の開拓者(アメリカ) 5.ゲシュタルト心理学と精神分析学 第Ⅲ部 行動主義の時代 6.古典的行動主義 7.新行動主義Ⅰ:ハルとトールマン 8.新ハル派:スペンス、オズグッド、ミラー他 9.新行動主義Ⅱ:スキナーとヘッブ 第Ⅳ部 認知主義の時代 10.移行期:緒立場併存の時代 補章2 激動の1960年代のアメリカ 11.行動主義批判から認知心理学へ 第Ⅴ部 感情主義の時代 12.感情・情動の研究 第Ⅵ部 領域別小史 13.伝統的領域小史 14.新しい領域小史 引用・参考文献
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