本書は,反応操作,分離操作,プロセス制御などを含め現在の化学工学の全般が概観できるよう編集・執筆された教科書・参考書である。1章で化学工学がどのような学問であるかを,2章は反応速度解析に基づく反応装置の設計と操作法を説明。3章では,物質分離の原理と方法を概観。4章では化学装置内の流れ,5章では流体からの粒子の分離,6章ではエネルギーの流れと有効利用ならびに熱移動,最後の7章ではプロセス制御の基本的な考え方を解説する。増補にあたり,近年の動向を踏まえたうえで本文の記述を一部改めるとともに,章末の練習問題には詳細な解答を付した。 (主要目次) 1.序論―化学工学とその基礎 2.化学反応操作 3.物質の分離 4.化学装置の流れ 5.流体からの粒子の分離 6.エネルギーの流れと有効利用 7.プロセス制御 付録 解答
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