大学や高専の化学系学生を対象として,わかりやすく,自分で学習し理解できるよう工夫した入門的教科書。はじめに化学工学の全体像,位置づけおよび化学工学が適用される領域等について,また,化学工学を学ぶために予備知識として何が必要か,具体的に何を学ぶかを,事例を紹介しながら解説する。そのうえで,新たに導入されたモデルコアカリキュラムに準拠し,化学工学のなかで最低限修得すべき内容を選び,例題を取り上げながらていねいに解説する。なお,章末問題も豊富に取り入れ,その解答は省略せずに与えられている。各執筆者の豊富な講義経験および現場での経験や知識をもとにまとめられた本書は,大学・高専の学生の教科書としてばかりでなく,若手エンジニアの参考書としても役立つものである。 (主要目次) 1.化学工学とは 2.化学工学の基礎 3.流体の流れ 4.熱の移動現象 5.蒸 留 6.物質の分離 7.反応速度論と反応工学 8.粒子・流体系の取り扱い 9.プロセス制御 10.生物化学工学 章末問題解答 付表
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