計算生物学における数理腫瘍学の基礎的な考え方についてまとめた入門的解説書。数理腫瘍学は数式を用いた研究法で,生命科学の仮説や理論を数式で記述するところに特徴がある。数式で書いたものを,数値シミュレーションやデータ分析によってリモデリングし,生物実験にフィードバックすることにより,仮説や理論を検証する。解説にあたっては,まず最初に生命現象を紹介し,次に,その生命現象を理解するために必要な数理科学の基本概念を解説したうえで,実際の解析例を提示している。広く医学系・数理系の研究者・学生および企業関係者が数理腫瘍学の最新の研究成果にふれることのできる絶好の一冊である (主要目次) I. 序章 II. 計算生物学入門 III. 数理腫瘍学の方法 関連図書
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